(条例) 自転車で骨伝導ヘッドセット (注意)
自転車に乗る際、音楽を聴きたいことありませんか?ママチャリでは距離も短いし特に聞きたいことなんてないんですけど、私はロードだと聴きたくなっちゃいます。
でもイヤホンやヘッドホンは一発アウトです。論外ですね。片耳もほとんどの都道府県でダメだったと思います。危なくて試したいとすら思わないので、詳しく調べたわけじゃないんですけどね。
さて、じゃあ両耳をフリーにして周囲の音を拾える「骨伝導ヘッドセット」ならどうでしょう。
まず、道路交通法違反にはなりません(平成30年4月警視庁に確認)
でも交通ルールって道交法だけじゃないですよね。条例ももちろんあります。
そこで平成30年4月に購入検討時、
警視庁に問い合わせたところ「両耳が開いていて周囲の音が聞こえるならまったく問題ないですよ。気をつけて使ってくださいね~」
との回答で、購入して使用していました。
しかし、埼玉県って自転車王国なんですよね、この前初めて知りました。
なので念のため埼玉県警にも問い合わせたところ・・・
「使用してよいとは言えない。」
との微妙なニュアンスの回答。具体的にお伺いしたところ以下の回答(平成30年9月)
- 使用自体が条例違反ではない。
- ただし、周囲の状況把握に支障が絶対ないと客観的に証明できないため、緊急車両に対応しなかった場合、踏み切りの音がなっているのに進入した場合、警察官に呼び止められて反応しなかった場合等は違反となる(明言してました)
- それから交通事故にあった場合、起こした場合も違反となる。
つまり、埼玉県警としてはあまり使用して欲しくないといったニュアンスでした。(私の主観です)
今まで普通に使ってたよ。まぁ使用自体は違反じゃないからそこはまだ良かったけど。
周囲の音は問題なく拾えているので、サイレンの音は窓を閉めて車に乗ってるよりよっぽど良く聞こえますし、呼び止められても十分反応できますが
というか呼び止められたことは一度もないですけど。
事故に関してはなぁ・・・起こすだけじゃなく受けることもあるし、絶対起こさないなんて誰もいえないだろうし。埼玉県での使用は控えたほうがよさそうです。
じゃあ他の県は?ということで、9月16~18日まで軽井沢まで自転車旅行にいくので、もちろん一人で。
群馬や長野県警にも問い合わせました。警視庁や埼玉県警の情報と併せて載せておきます。
警視庁(H30/4)
- 使用してよい。ただし周囲の音が聞こえること。
埼玉県警(H30/9)
- 使用してよいとは言えない。
- 事故にあった場合、緊急車両や警察の呼びとめに対応しなかった場合等は条例違反となる。
- 使用を推奨しない。
群馬県警(H30/9)
- グレーゾーン(公式回答)
- 周囲の音が拾えるならば問題ない。事故にあった場合でも骨伝導ヘッドセットが原因とすることは警察としては判断が難しい。
- ただし大音量はアウト。
- 一部例外あり(災害出動などで情報を聞き取る場合とか、一般人には余り関係ないかも)
長野県警(H30/9)
- 周囲の音が拾えるならば問題ない。
- 警察官が呼び止めることは十分ありうるので、しっかり対応して欲しい。そこで周囲の音が拾えていると分かれば、問題にはならない。
- ただし、事故にあった場合、骨伝導の音楽で事故回避の判断が後れた可能性を客観的に否定できないため、一定の責任を負う可能性はある。
- とはいえ、事故に関しては個別での対応になるので一概には言えない。
山梨県警(H30/9)
- 周囲の音が拾えるならば問題ない。片耳イヤホンも可。
- ただし大音量じゃないこと。
以上です。東京都と山梨は大丈夫そうですね。あれ・・・山梨通らなくね。何で聞いたんだ。
群馬・長野は注意して使用かなぁ。
埼玉はダメじゃないけど、状況次第で違反になるので使用を控えるほうがよさそうです。
軽井沢への自転車旅行は、前日仕事によって日付が変わるまでか、下手したら日付が変わって午前2時くらいの帰宅になる予定なので、群馬県の高崎市まで輪行予定なのですが (さすがに徹夜して150kmは無理だ。)
となると行きは埼玉を通らないので良いとして、帰りは気をつけないといけませんね。
まぁ、大切なのは違反になるからやめるとかじゃなく、危ないならやめましょうってことですよね。
今まで使用している感想としては、周囲の音はしっかり聞こえてるし使っていて危ないと思ったことはないです。使用したまま会話も可能で、十分快適です。
ただし、骨伝導の仕様上、どうしても音漏れします。なので骨伝導としらない人が聞くと、
爆音で音楽聴いてる
と誤解を与えることもあるかもしれません。そこはちょっと注意かなと言ったところです。
以上骨伝導ヘッドセットの使用上の注意、県条例についてでした。
良い自転車ライフを!