スポルティーフでもっと面白いことを!
新車を導入したので、今回はその紹介になります。
実は自転車キャンプの記事を書くつもりだったのですが、準備の内容を書いているうちに車種の紹介が長くなりすぎまして…。
2回に分けることにしました。
自転車キャンプに向けて
候補はいくつもありますからね。
代表的なところでこの4つでしょうか。
一番人気は①でしょう。
速く走ることができて、積載能力も高め。
そして種類豊富で軽く、ダートやグラベルも走れます。
ブレーキがほとんどディスクなので、そこは好みになりますね。
②のマウンテンバイクでも良いですね。キャリアが搭載できるなら快適性は間違いなく良いはず。
出せるスピードが下がったり、重量の問題はありますが、サスペンションは偉大です。もちろんオフロードはどんとこい。
こちらもブレーキはディスクです。
私は③のスポルティーフを選んだので、あとで詳しく。
④も知り合いがやってますね、12~14L大型サドルバッグ、フレームバッグに2,30Lのザックスタイル。もしくは潔く山屋さん用の50L以上のザックを背負うそうです。
積載量が一番貧弱な代わりに、ロードでもキャンプできちゃいます。
すでに持っている自転車でとりあえず、とか
ランドナーやマウンテンバイクは遅くて無理。
という方は一考しても良いかも。色々な快適性が犠牲になるので私はおすすめはしません。
ランドナーとは
ランドナーは2,3泊の小旅行向けの自転車です。
昔から形を変えていないタイプが多く、渋さが鈍く光る自転車です。
見た目は遠目ではフェンダー(泥除け)付きのロードバイクに見えなくもないですが、実際は全く違います。
ドロップハンドルはランドナーバーと言われる丸みを帯びたもの。ロードバイクのハンドルに慣れていると非常に扱いにくい。そもそもデュアルコントロールレバーではなく、変速はダブルレバーで行います。
ダブルレバーはダウンチューブにあり、これがまた非常にやりにくい。見た目はカッコいいんですが・・・。他に大きな違いはホイール径とタイヤサイズ。ホイール径はロードより小さい650Aか650B、タイヤは32~38くらいの太いタイヤということ。
スピードは全く出ません。デュアルコントロールレバー化して、タイヤを少し細く、ギア比をいじったりすればロードの7割くらいは、といったところ。慣れないうちの平地巡航は全く荷物を積まない状態で20km/hくらいですかね。
重量はキャリアやペダル、ボトルケージ込みでだいたい14kgくらいです。軽いロードの倍ですね。
あとブレーキはカンチなので結構効きにくいです。ロードのつもりで乗ると止まりません。
それからママチャリと同じパーツを使っているので何処でもパーツが入手できます。とか今だに紹介しているところがありますが、その情報はもう嘘になってきています。ランドナーは数が少なく、パーツ入手性はロードに比べて非常に悪いです。気を付けてください。
メリットはなんといっても見た目。
クロモリの細くしなやかなホリゾンタルフレーム。Wレバーの渋さ、光輝く泥除け。
それから積載能力の高さ、前後にキャリアがついたり、その他色んな積載道具を装着できます。
まぁでもグラベルロードも似たようなことができるので・・・。
そのくらい、かな。メリットに比べてデメリットが多すぎる感はあります。
私もこのオールドタイプのランドナーにずっと憧れていまして、購入する気でした。しかし自転車屋さんの猛烈な反対があり、それでも納得できずランドナーを1日レンタルして挑戦したのは埼玉県飯能市の有間峠。
11km、平均勾配9%くらいのかなりキツい峠をチョイスしたのは、ツラい思いをしないと自転車の特性は分からないから。
途中
「あぁ、これはダメだ。キャンプが楽しめなくなる。」
という感想を抱き、ランドナーを諦めるに至りました。車体が重くてダブルレバーも使い難く、ちょっとした坂でもイヤになります。
ギア比はワイドレシオでフロントがトリプルもあり、山向け!なんて言ってたりしますが・・・。
全くそんなことはありません。山を登る自転車ではないです。嘘イクナイ。
あ、有間峠はちゃんと上りました。
そんなランドナーですが、種類はさらに少ないものの、一応正統進化系のランドナーもあります。
MASIが出してるランドナーがそれに該当しますが
・ディスクブレーキ
・STI
・ジオメトリも現代に会わせて進化
等の工夫がなされています。
昔ながらのランドナーに比べてかなり乗りやすいのではないでしょうか。
まぁ見た目も現代風になってきているのでそこは好みですね。昔ながらのランドナーを諦めた後の第一候補でしたが、理由があってスポルティーフにしました。
スポルティーフの紹介
スポルティーフとは、ランドナーのホイールをロードと同じ700cに、タイヤはやや細く28cにしたタイプのランドナーと思えば良いでしょう。
他は基本的にランドナーに準じます。
多少ランドナーより速く走れ、積載能力と低速安定性が下がった車種です。
キャンプツーリング程度でしたらスポルティーフの積載量でも余裕ですね、私は20kg弱の荷物を積んでいます。
私がスポルティーフを選んだ理由ですが店員さんから
「MASIなんて普通でつまらん!もっと面白いフレームあるからスポルティーフ組みましょうよ!」
という誘いからでした。
いわゆるバラ完ですね。
いや、MASIも今では結構珍しいメーカーだと思いますけど(昔の憧れのクロモリフレームだったらしい)自分だけの自転車ってのに惹かれちゃいました。
そんな自転車を軽く紹介
New AlbionのDrakeというグラベルロード用クロモリフレームセット
Rickyの700cディスク用中古ホイール
28cのシュワルベ マラソン
本所の高級泥除け
sram apex1×11というフロントシングルコンポ
sram avid bb7の機械式ディスクブレーキ
友人から安く譲ってもらったセラアナトミカのサドル、キャリア、ペダル、サイドバッグ2個
イーストン EA50AXというフレアハンドル
スポルティーフもランドナーと同じでランドナーバーにダブルレバー&カンチブレーキ、フロントトリプルの昔ながらのスタイルが多いです。(いまだに私以外スポルティーフに乗ってる人は見たことが無いですが)
私のドレイクはスポルティーフの形を残しつつ現代風にアレンジされ、普通のスポルティーフとはちょっと違うこだわりの1台に仕上がりました。
レンタルしたランドナーよりずっと走りやすいです。ブレーキもディスクで効きにくさを解決。
車体はキャリアやペダル込みで14.5kgでランドナーより重め。
apex1×11は可も不可もありますね。
42t×12ー42tなのでスタートは非常に楽。
ディレイラーのテンションの力が強すぎてホイール着脱が滅茶苦茶面倒。
変速性能はsoraやTiagraと同等かなー。ワンテンポ遅いです。
シマノのGRXの発売を知らなかったので、それまで待てばよかったかもとは思いました。とにかくホイールの着脱が面倒です。
new albionはアメリカのsomaの姉妹ブランドです。よくしなるクロモリフレームで、乗り味は非常にマイルド。クロモリパイプにはTANGEのインフィニティが使われています。
とても乗りやすいです。
まぁでも、サイドバッグに軽く荷物を入れて走るだけでも平地巡航は22~23km/h程度(ロードは巡航27~28km/h)で、上のようなガチキャンプ装備だと平地巡航は20km/hです。
レンタルしたランドナーはサイコンをつけてなかったのでスピードは分かりませんが、上の写真のような軽い積載で体感18km/hくらいですかね。つまりママチャリ。
どちらにせよ速く走る自転車じゃないです、ゆっくりゆっくり、景色や寄り道を楽しむそんな自転車です。
価格はちょっとというかだいぶ予算オーバーですが一応参考に。
フレームセット85,000円
apex1x11 7~80,000円
ブレーキ 12,000~13,000円?忘れました。
ハンドル 6,000円
タイヤ 4,000円
中古ホイール ?円
ミニフロアポンプ 4,000円
ボトルケージ 4,000円+2,800円
バーテープ 4,000円?
フェンダー(泥除け) 12,000円
中古サドル・ステム・ペダル・キャリア
たぶん新品で3万~35,000円、中古で友人より安く譲ってもらいました。
+工賃とワイヤーや細かいもの。
工賃はだいぶオマケして貰ってます。
一見10万のロードより安そうに見えるので、価格公開することで盗難率が高くなるかと思いましたが、そもそも人気のあるメジャーなパーツは1つも無く半額でも買う人はいないでしょう。
もうロマンの塊です。
この自転車でキャンプを楽しんで行きます。もちろんキャンプ以外もね!
ロードバイクでは味わえない楽しさがありますよ。
え?輪行?無理に決まってるだろ!
他の参考モデル
一応他の候補の価格もどうぞ。
- 丸石 エンペラー ツーリングマスター/税抜き130,000円
ランドナーです。
正統派ランドナーの代表。もちろんキャリアや小物は抜いた価格。このタイプに似合うキャリアやバッグすげー高い…。気をつけてね。
- 丸石 エンペラー ツーリングコンダクター/ 税抜き130,000円
スポルティーフです。
正統派スポルティーフ、ツーリングマスターの姉妹みたいな感じ。やや軽め。似合うキャリアは日東、日東キャリアはかっこいいが超高い。マスターもだけどSTI化すると総額20万はいくんじゃね?
ランドナーです。
正統進化系。確かフロントダブル。STI化されておりtiagraと105の混成コンポに機械式ディスクブレーキ。一部知らないコンポが使われているが、安かろう悪かろうな所はないらしい。もちろんキャリアやペダルは付いていない、サドルもかな?全部揃えたらやっぱり20万は超えるでしょう。
ランドナーです。
ワンランク上のすごいやつ。上のノーマルモデルに加えてハブダイナモライト、tiagra→105にグレードアップ。これもコスパが良い。ハブダイナモ良いよね…憧れです。ハブダイナモを後付けすると通常3万くらいかかるっぽい。