初心者のためのブルベの準備をまとめよう! 200km・300km編

前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました。

本当は埼玉→名古屋の自転車での帰省記事を書くつもりだったのですが、下書き段階で頓挫しています。

今回はそれとは別件でブルベの特に準備についてです。

ブルベの装備なんかについてはネットで皆さん上げてくださったりしているんですが、どのサイトを見ても違いがあるので自分でまとめてみます。

 

 

何故書こうかと思ったかですが

・ブルベ認定完走を目標にしていたこと。

・平坦200kmと山岳300kmを1回ずつ走り、それぞれ認定完走したこと。

・ベテランランドヌール(ランドヌールとはブルベを走る人のこと。女性はランドヌーズ)の記事が目立つが、初心者目線のブルベ準備をまとめた記事が少ないこと。

こんなところでしょうか。

今回は300kmまでの準備に関してです。400km以上は挑戦すらまだできてないので別の機会に。

準備といっても色々あります。

以上の項目をメインに書いていきます。エントリー等はAJや各種主催クラブのHPなんかを参照してください。 

 

装備一覧表 及び画像

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装備その1

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装備その2

 

 

    名称
1 自転車
2 前照灯
3 尾灯
4 ヘッドライト、ヘルメット尾灯
5 ベル
6 反射素材(ベスト・タスキ等)
7 キューシート
8 輪行袋、エンド金具、カバー
9 ツールケース
10 予備チューブ、携帯ポンプ
11 サイクルボトル
12 補給食
13 アイウェア
14 モバイルバッテリ、コード類
15 ブルベカード・レシート入れ
16 おにぎりリフレクター
17 貴重品入れ
18 着替え、タオル
19 レインウェア
20
21 サイコン
22 シューズ、グローブ
23 ヘルメット
  24

キャップ、フェイスマスク

☆=必須:持って行かないと出走できない(or可能性が高い)、または一部必須。

=強い推奨:忘れても出走できるが、完走を目指すなら必須に近い。

○=推奨:持っていくべきだと感じたもの。使用機材によっては無いとマズいもの。

無=参考程度。

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自転車そのもの。まれに自転車を家に忘れてくる人もいるらしい。

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ハンドルまわりとライト。

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トップチューブバッグ

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リアライトの配置

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左:青のオルトリーブLは200で使用。右:赤のオーストリッチ 7リットルは300で使用。

自転車の装備 / 自分の装備

自転車に持たせるか、自分で持つかは物次第で人それぞれだと思うので1項目にまとめました。

ブルベに出ようと思ってる人には一番気になるところですよね。僕はそうでした。

さて、200kmはどんな装備でいくか?SR(シュペールランドヌール/同一年内に200,300,400,600を認定された人に贈られる称号)を取っている方だと

「200はいつも通りの装備でいいですよ」

等の気楽な準備となるみたいです。が、僕はいつも通りさえどんな装備か分からない未挑戦者だったので、行きつけの店で聞いたりネットで調べたりしました。

で、実際に持っていったものが以下の通りです。

 

必須 自転車:ロードバイク(ロードレーサー)

当然参加するために必要な物です。9年前のアルミロードしか持っていないので必然的にそれで。ホイールは完成車に付いていたフルクラム レーシング7。

ミニベロ率は1割弱、MTBはそれ以下、ママチャリも1台見かけました。特殊な自転車は条件に入ってるか要確認ですね。

 

必須予備 前照灯1個+1個

自転車に固定されたものを指します。冬場であっても夜間走行の少ない200kmですが、1つは必須です。400km以上から2つが条件になりますが、主催クラブによってローカルルールがあったり、なにより1つではバッテリ切れ、破損等のトラブルで一発アウトになるため200kmでも2灯以上を強く推奨します。

肝心の明るさですが、僕は

200kmではlight&motionのurban500をメインにblackburnの200をサブに使い

300kmではlight&motionのrando500をメイン、urban500をサブに使いました。

randoは充電しながら点灯可能で、バッテリでも500lm/3時間 250lm/6時間 125lm/12時間持つため優秀です。urban500はその半分の点灯時間で、充電しながら点灯はできません。

light&motionのライトは耐衝撃性能・防水・防塵性能がとても良いためお勧めです。ただしお値段はかなりします。500~800lmが1灯、200~400lmが1灯の2灯体制が最低欲しいところですね。比較的安価のvoltでも良いと思います、が徐々に光量が落ちていく&充電しながら点灯できないので今はメインで使おうという気にはなりません。

 

必須予備 尾灯1個+1個

自転車に固定されたものを指します。また、常時点灯できるものに限ります。前照灯と同じ理由で2灯以上を強く推奨します。

点滅ではなく点灯できるものを準備しましょう。ローカルルールで200kmであっても2灯以上必須な場合もあります。僕がそうでした。

僕の場合は、1灯点灯なら2灯目は赤色反射盤も可とされていたため、200kmは点灯+赤色反射盤(+予備持ち歩き)で臨みました。ただし、反射盤については道交法でサイズが規定されており、規定以下のサイズのものも市販されています。規定以下のサイズだからといって車検が絶対通らないかは分かりませんが、あえて危険な橋を渡る意味は無いので気をつけましょう。

尾灯に関しては防水であっても水没した、等良く聞くため2は最低限、できれば3灯あると安心です。ここら辺はベテランさんと初心者の僕で意見が違うかもですね。

現在はマウントが流用できるものを2灯+自動点滅機能つき反射盤1灯を装備しています。なお、尾灯に関しては乾電池対応のものをお勧めします。300kmでは相当早くない限り深夜まで走りますし、乾電池なら予備も持てるためです。フロントライトは流石に乾電池だと光量や重量、持続時間的に厳しいですしね。

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※追記事項

ファイバーフレアは尾灯として認められない場合があります。ローカルルールに記載があると思うので主催クラブのHP等で確認してください。そもそも水没する話を聞くファイバーフレアはブルベ向きではないと思います。参加した2回のブルベでは1人も見かけませんでしたので、ファイバーフレアを使っている方は別の尾灯を2つ購入し付け替えることを強く推奨します

以上追記終わり

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④一部必須 ヘッドライト+ヘルメット尾灯

条件付で必須ですが、どんなブルベでも装備することを強く推奨します。

暗いうちのパンク、機材落下、暗い場所でのトラブル。ヘッドライトがあるかないかでかなり違ってきます。尾灯に関しては安全確保のためにやはり必要でしょう。

ヘッドライトは必須というローカルルールは少ない印象です。ヘルメット尾灯は通常400km以上で必須ですが、ローカルルールで200kmでも必須になっていたりします。

こちらは通常は点滅でも可になっているはずですが、主催クラブごとのローカルルールは各自で確認しないとダメですね。ローカルルールは必ず主催クラブのHPや問い合わせで確認しましょう。

僕は前職の関係で救助用品のペリカンのヘッドライトを使用しています。バンドは高耐久性の別売のものでヘルメットに固定しやすいタイプです。蓄光性バンドも災害救助で使っていた同期がいたので、目立つしお勧めですね。

 

必須 ベル

ブルベだろうがそうじゃなかろうが必須です。

さすがにベルなしで普段走ってる人はいないと思います。してなかった方は道交法違反になってしまうのでつけましょう。シートピラーなど操作しにくい場所につけている人もいますが、操作しやすいハンドル周りにつけましょう。

 

必須 反射ベスト(反射タスキ等の反射素材)

通常 反射ベスト、反射たすき、反射肩掛けベルト(Sam Browne belt)、もしくは前後の見えやすい位置に反射素材がついた同様のものを着用しなければならない。

となっていますが、ローカルルールでタスキ不可など、主催クラブによって条件がよく変わります。

風で裏返った際見えなくなるなどの理由らしいですね。とりあえず最初は反射ベストを購入しましょう。どの主催クラブはどこまでOKで・・・とかやってると混乱するので最初はベストが良いと思います。あとザックを背負う場合は、ザックの上から着ないと違反となります。面倒ですが気をつけましょう。

僕はarrowhereの反射ベストを使っています。前面にポケットがあって使いやすいんですよね。長袖のジャケットや袖なしのウィンドブレイクベストもありますが、そちらは前面に反射素材が無いので間違えて買わないように注意です。

お勧めなのは2300円弱の前後に反射素材の付いたベストですよ。

余談ですが、この反射アイテムをつけているとランドヌールになった気分になれて嬉しかったりします。ここまで揃えたならもうランドヌールの入り口に立っているようなものですね。

 

⑦一部必須 キューシート

ルート案内の指示書です。地図ではなく、スタートからの距離と目標物などを目安にして曲がる箇所などを文字で示してあります。主催クラブが開催ブルベが近づいたタイミングで公開してくれる場合がほとんどです。

GPSナビにルートを入れてしまえばあまり必要にはなりませんが、ブリーフィングで訂正箇所を教えてもらったり、GPSがトラブルで使えない場合の最後の砦になりますので必ずもっていきましょう。

通常必須ではありませんがローカルルールで必須になっていたりします。

僕はどうしたらいいかわからなかったので、とりあえず公開されたものに

・分かりにくい箇所の追加情報 ・コンビニ情報 ・トイレ情報 ・DNFポイント ・色分け等の視覚的な変化

等々を追加して、反射ベストのポケットに入るサイズに小分けにしてラミネートして防水・耐久向上処理をしました。それを1部+ラミネート無しの予備を1部持っていくようにしています。ホントは2部ともラミネートした方が良いんだろうけどめんどかった。

中にはサイコンのGPSを使わずにキューシート+サイコンの距離だけで走ることを楽しむ人もいます。むしろブルベの本来の楽しみ方はそっちかもしれませね。キューシート用の板を買い、ハンドル周りに固定して使ってる人は200では2割、300では3~4割見受けられました。距離が伸びるとより重要になるのかも。

ちなみにブルベのためだけにラミネーターを購入しました。2500円くらい+フィルム代です。

 

推奨 輪行袋+エンド金具(スプロケカバー)

初めてのブルベだけど、200~300kmくらい普段から走ってるしDNF(Do Not Finish=リタイア)なんてしないよ、重いし持ちたくない。という方もいるかもしれない。

しかし自己責任においてトラブルに対処しなくてはいけないブルベでは、持っていくべきだと思います。どんなトラブルがあるか分からないしね。

あわせてエンド金具とスプロケカバーも。カバー無いとフレームが傷だらけになりますからね。

 

推奨 ツールケース

予備チューブ・タイヤレバー・携帯工具・予備電池・タイヤブート(タイヤをサイドカットしてしまって穴が開いた場合の緊急補修材)・パンク修理キット・コンタクト(アイウェアがトラブった時用)

等々を入れています。クリンチャータイヤを使ってる人には必須ですね。チューブ交換は時間がかかっても良いので出来るようにしておきましょう。あと焦らない事ですね、「お?来たな初トラブル」くらいの気持ちで対処したいと思ってます(ブルベ中のパンク経験無し)

チューブレスやチューブラータイヤの場合はそれに合わせた装備を。

チューブレスでも予備タイヤを持って走る人もいれば、タイヤを持たないという人も。そこらへんは使用経験が無いためちょっと分からないです。すみません。

あ、別にケースでなくても良いです。夏ブルベでダブルボトルorトリプルボトル体制の場合はサドルバッグに収納かな、取り出しにくいですけどね。

 

推奨 予備チューブ+携帯ポンプ

ツールケースにすでに1本入っていますが、200km以内に3回パンクした経験があるので3本まで持つようにしています。本数は人それぞれですね、200kmでも2本はあったほうが良いんじゃないかなー。タイヤレバーも忘れずにね。

携帯ポンプはCO2ボンベでも可。でもCO2って確かすぐ抜けちゃうのでブルベだとどうなんだろう。ボンベあったとしてもポンプがあると安心ですね。

どちらかは必ず持っていきましょう。ボンベは使ったこと無いのでちょっと良く分からないかも。

 

推奨 サイクルボトル(予備のペットボトル)

冬だろうが夏だろうが必須だと思います。すごい人は背中にペットボトル1本でもいけるのか?

1月下旬に平坦を走った200kmでは750ml1本+予備ペットボトルをサドルバッグに1本

3月下旬に山の中を走った300kmでも同じ。

ただし200kmは予備ペットボトルは使いませんでした。汗はすごくかきやすい体質ですが、真冬の平坦では750mlで100km持ちました。2回ボトルに補給して完了。

春の山岳300kmも平年より気温が低く、同日開催の出ようか迷っていた別のブルベでは降雪・凍結があったくらい。その所為か水分はPCでのボトル補給で十分でした。

ただし序盤の山の中100km以上コンビニが無い区間が続いたため、暖かい時期ならダブルボトル、夏なら更にもう1本必要かもしれません。

 

推奨 補給食

200km以上のロングライドをするんだから、ある程度もっていくことを推奨します。コンビニが比較的多い平坦ブルベやPCでの補給もできますが、PC間が長かったり、天候・気温で予想以上にエネルギー消費したり、トラブルがあったりとそれだけに頼るのはリスクが大きいです。僕が参加した300kmは山中のため100km以上コンビニが無い状態でした。

ハンガーノックはブルベ前に一度経験すると良いと僕は思っていて、どの程度でエネルギーが切れるのか、ハンガーノックになったらどれくらい辛いのか、辛い思いをしないためにペース配分を考えようと思い始めたりメリットはいくつかあります。

ハンガーノックに限らず胃腸がやられ始めるとかなり辛くなります。ロングで固形物を受け付けなくなったときのために、ゼリー飲料も持っていくと良いでしょう。

 

推奨 アイウェア

冬でも持っていく事を推奨します。日焼けは熱傷(やけど)に分類され、非常にエネルギーを使います。紫外線対策のためにも、眼のトラブル対策のためにも持って行きましょう。眼鏡だけで対処するのも限界がありますし、普段使ってる眼鏡がトラブったら完走どころか、帰り道すら困ることになります。

僕はインナーフレームつき(度入り)の安いタイプに薄型・耐衝撃加工を加えて13,000円ほどのものを使用しています。

 

推奨 モバイルバッテリ+コード類

スマホをマウントさせて、コースを確認しながら走る人は必須です。それ以外のGPS付きサイコンを使う人はそのサイコン次第ですね。キューシートだけ使う人は200kmならば要らないかも。

僕は200はスマホにコースを入れてマウントさせて走りました。明るいうちに完走できたため、ライトの充電は要りませんでしたが今後を考えてankerの20100mAhのモバイルバッテリをトップチューブバッグに入れて走りました。

300ではガーミンのetrex35jにナビを任せたためスマホはマウントしませんでしたが、etrex35jの使用にモバイルバッテリから給電したのと、深夜の走行はライトの充電をしながら点灯させていました。

注意することは、スマホやライトの容量=モバイルバッテリの容量とはならないことです。変換損失が発生するんですね。ここでは詳しく書きませんが、製品によってモバイルバッテリの表示の6割程度しか使えない、と覚えておいて購入しましょう。

ちなみにスマホをナビにした200の方が、スマホをナビにしない300より2倍ほどバッテリ消費していました。どちらにせよよほどの事が無ければ300までなら10, 000mAhで十分だと思います。

ライトやetrexスマホによって専用の規格や、専用のコードが必要だったりするのでお忘れなく。

 

推奨 ブルベカード入れ 兼 レシート入れ

ブルベに必要なものにブルベカードがあります。

ブルベカード自体は基本受け付け後に当日配布されます。

ブルベカードはブルベに参加してることを証明すると同時に、完走後の認定に必要になります。中にはPC通過時間を「スタッフの方」が記入する欄があります。これもローカルルールでレシートを見ながら自分で記入したりしますが・・・。

そして無事認定されたら返却され、記念になるものでもあります。

そんな大事なブルベカードを濡らして文字が読み取れなくなったり、無人PC(仏ポワン・デ・コントロール / 英コントロール・ポイント)での通過時間証明となるレシートを濡らしてしまわないように、無くさないように、防水ケースを用意しなくてはなりません。

他に防水収納の用意が無い場合必須です。

僕はamazonで売っていた防水スマホケースを首からかけて、ジャージの下にしまうように使用しています。100均で作ったりもしましたが、こちらの方が安定しそうでした。問題はブルベカードの規格が主催クラブによって違うことで、ケースも大きいものを選ぶ必要があります。入らなかった時用に念のためZIPLOCがあると良いかもしれませんね。

 

推奨 おにぎりリフレクター

必須ではありませんが、もって行くことを推奨します。後ろからに視認性もあがりますし、ランドヌール気分を味わえます(ここ大事)

必須になってる主催クラブはあるのかな?

 

推奨 貴重品入れ

皆さん自転車に乗る際には持ってると思うので改めて書く必要も無いかも。100均のケースでも良いので何らかの形で貴重品をまとめましょう。

僕は

緊急連絡先カード、保険証、ある程度のお金(ゴールの際メダル用の1000円札必ず)、自転車保険(傷害保険)の保険証の写し、ペン、クレジットカード、常備薬

を入れるようにしています。保険の写しは万が一事故になった場合、保険会社へ連絡するために使用するためです。緊急連絡先カードは主催クラブで独自規格があり、持参&提出必須な場合があります。僕は自作しました。

あと貴重品入れの中じゃなくても良いんですが、ICカードがあると楽みたいです。コンビニの支払いがスマートらしいですね。僕はまだ使ったことはありません。

 

⑱一部推奨 着替え+タオル

前泊するにせよしないにせよ、帰り道汗だくの状態で輪行します?もしくは車に乗ります?車ならば短い距離なら良いかもしれませんが、あった方が良いです。

特にインナーとタオルは持って走りましょう。汗で冷えると想像以上に体力を持っていかれてメンタルアタックを受けてしまいます。

ただし本格的な着替えはブルベの最中は必要なかったりもするので、あとで記載する予定の宿泊セットと一緒にコインロッカーに放り込むか、車に置きっぱなしで良いです。

そう、雨じゃなければね!

 

⑲一部推奨 レインウェア

個人的にはあった方が良いです。天候が安定しており、天気予報の信頼性が高いならばウィンブレで代用可。夏以外のブルベでは雨予報じゃなくても持っていくことを推奨します。天気が安定していても突然の雨って・・・あるらしいですよ。そうなると雨男犯人探しが始まるらしいですね。幸いまだ路面が濡れる様な雨に当たってないです。

モンベルの一番安い(といっても11,900円しますが・・・)レインジャケットを使用しています。これだけでダウンヒルの寒さをかなりカットしてくれますよ。持って良く手間・羽織る時間が惜しいからといって着ないのは後々響いてきますので、少しでも寒いと思ったら羽織りましょう。

僕が使っているものは、収納用袋付きでコンパクトにまとまり背面ポケットに余裕で入ります。

実はまだ下は購入していません。雨予報だったら買おうかなくらいだったのですが、防風・防寒性能が高いためそのうち購入しようと思っています。

 

推奨 鍵

PCで短時間しかとめない、と思っていても思わぬトラブルで自転車から離れなくてはいけなくなったり、そもそもゴール受付(ゴール地点とは別)が屋内の場合は比較的長時間(30分~1時間程度)駐輪することもあります。

場所と重さは気になりますが、ほっそいワイヤーキーではなくある程度太さのある鍵を使いましょう。初ブルベの平坦200kmはPCでは常に他の参加者が数人いたので僕は鍵をかけませんでしたが、やはり鍵はかけるべきですね。初めてのブルベ、鍵をかける手間や時間が制限時間に影響しないか心配だとは思います、というか僕がそうでした。でもちゃんとクローズ時間や目標時間をキューシートに書いておけば大丈夫です。

「もしかしたらこの数十秒を数回することで間に合わなくなるかも!」 と心配するより、時間を把握してしっかり鍵をかけるほうが大切です。

出しやすいように背中ポケットに入れる、ナンバーロックにして紛失のリスクを減らし、すばやくロック&アンロックが出来るように工夫すればそんなに気になるものではないです。

取り回しの悪い鍵を使っているなら、使いやすい鍵を購入することも考えましょう。かけずに盗難にあうより遥かにマシです。

 

推奨 サイコン

GPS&地図付きサイコンを使うにせよ、使わないにせよ距離は把握できなければいけません。無くても出走できるので推奨にしていますが、実質必須ですね

キューシートはスタートからの総距離と次の区間までの区間距離が記載されています。

スマホにルートを入れてそれだけを見て走ることも出来るのでしょうが、おすすめしません。それに今後もブルベに参加するのであればキューシートに少しずつ慣れておいたほうが良いので、少なくとも走行距離が分かるサイコンは装備していきましょう。

400以上走る人には、サイコンはメイン、サブ、予備の3つつけているという人も珍しくありません。

僕は200でスマホマウント(地図)+猫目のサイコン+キューシート時折確認

300でetrex35j+猫目のサイコン+キューシート時折確認

の構成で走りました。バックライト付を推奨します。

何故スマホからetrexに変更したかというと、スマホマウントしたままどこかにぶつけたら生命線が使えなくなるかもしれないからです。暗い山の中でそうなったら致命傷になってしまうかも。

etrexは日本語版じゃない(jと付いていない)ものなら3万円台からあります。その代わり自分で日本語化や地図を入れたり、ファームウェアの更新をしなくてはいけません。

日本語版は大体倍の値段がしますので、一長一短ですね。トラブルが怖いので僕は35jにしました。

もしくは30もありです。電池の持ちや解像度が違ったりタッチパネルだったり、とそれも一長一短です。

30と35の価格差は5000円くらいだったような?お店によるのかも。

 

㉒一部必須 ビンディングシューズ・シューズカバー グローブ (画像なし)

ビンディングシューズはあった方が良いですが、無くても問題ない人もいます。

中には女性でフラットペダルでも400以上走ってる方いますからね。

僕は歩くときを考慮してSPDです。寄り道をしないブルベだけを考えるならSLや他社のビンディングの方がいいのかもしれません。

まぁ旅好きでSPDでなれてますし、慣れているシューズで良いと思います。ここは人それぞれですね。貧脚なのでフラペだけは僕は無理かも。

冬・春先・晩秋はシューズカバー必須ですが、これも人によりますね。99%の人は必須だと思います。僕は冬の200は靴下2枚+シューズカバーでも寒かったです。

根性でマイナス5℃の中シューズカバー無しでダウンヒルしたこともありますが、へたしたら凍傷の危険性もあるんじゃないでしょうか。なりませんでしたけども。

カイロ張るなり(その場合はやけど注意)、工夫しましょう。

グローブはローカルルールによっては必須です。冬はインナーグローブ+アウターグローブ0℃対応のものを使いました。それでも冷たいです。

忘れもの上位ランカーです。グローブやビンディングシューズ忘れに注意しましょう!

 

必須 ヘルメット (画像なし)

必須です。

ヘッドライト、ヘルメット尾灯の装着忘れに注意しましょう。また、これも忘れていかないように入念にチェックしましょう。

 

㉔サイクルキャップ フェイスマスク (画像なし)

どちらも人によりけりです。僕は冬にフェイスマスクだけしていきました。寒さで鼻水が止まらなくなるもので。

キャップはあった方が良いと思いながらまだ購入したものが届いておりません。

パールイズミの厚手のフェイスマスクですが、口を出すのが面倒だったり、耳掛けが外れたりと使い勝手はいまいち。パールイズミが、ではなくフェイスマスク自体デメリットのある装備ですから、そこは仕方ないのかも。

 

装備に関しては以上です。人によってはフロントバッグを使ったり、フレームバッグを使ったり、ハンドル周りにお菓子入れ?のポーチをつけたりと工夫していました。

必要があればまた追記しますが今のところ予定はありません。

 

と思っていましたが普通にありました。

追記その1 熊鈴

知人がつけていました。最近は効果がない等の意見もあるらしいです。

ブルベは夜間の峠越えもあるので僕はほしいです。効果がない説・逆効果説を支持しないならつけた方がいいんじゃないかなー。

夜の山は超怖いです。はい。

 

宿泊

さてさて、装備はばっちり。でもスタート地点は自宅から近いですか?

僕は200kmが千葉県市川市スタート、自宅から70km弱

300kmが静岡県島田市スタート、自宅から180km前後?

200をボッチ輪行で、300は知人とレンタカーで参加しました。ブルベはスタート時間は早朝のことが多いです。というか、早朝スタートを狙ってエントリーしたほうが良いです。夜間走行は睡魔だったり見通しの悪さだったりと辛いですからね、短いほうがいい。

で、6時スタートとかになると受付開始が5時とかになります。5時半ブリーフィング開始とかかな。5時に間に合うために輪行って始発動いてないんですよね。これから200km以上走ることを考えたら前日はしっかり寝たい。じゃあ前泊しようとなるわけです。自宅からスタート地点が近ければそれだけで恵まれているブルベといえるでしょうね。

宿泊の準備は

・着替え

・衛生用品

・常備薬

・財布

・充電器

をザックに入れるくらいかな?ザックは19Lですね。

サドルバッグを輪行時に入れるため、量は少なめです。

このザックは宿泊用の荷物を入れるだけなので、基本的にはチェックアウト後にスタート地点近くのコインロッカーに放り込んでおいて、ゴール後回収でよいのです。

ただコインロッカーが駅構内にしかない場合、始発が運転開始する朝5時以降でないと利用できないことがあります。僕もそうでした。

そのときは5時前待機し、利用できるようになった瞬間に5分で預けて、さっと出発し5時15分~20分くらいに受付場所に到着できたため問題ありませんでしたが、場所が遠い場合は要チェックです。

宿泊するならば、輪行パッキングせずにそのまま部屋に持ち込めると楽なので、少なくとも1ヶ月前には予約し、その際に持ち込ませてもらえる宿を探しましょう。

もちろん最低限綺麗にして入りましょうね。

試走その他

準備万端、宿も取った、でも初めてのブルベ、走りきれるか不安。なんとしても走りきりたい。

もしそのブルベが自宅から近いスタートならば試走してみるのもアリです。

僕はブルベというものを知ってから、メダルがかっこよくてどうしても完走したかったので、当日とまったく同じ条件を出来るだけ作り上げて試走しました。

前日家を出る時間を合わせ、同じ宿、同じチェックイン時間、同じ就寝時間(予定)、同じチェックアウト時間、流石に土日の休みが取れず平日になりましたがそこは仕方ない。

走る前にチューブ交換が必要になったり、ミスコースを5回くらいしたりと細かいトラブルはありましたが、ゆっくりお昼ごはんも食べて無事12時間40分で完走。(自称)

そのお陰もあって、200km当日は10時間44分で認定完走できました。

 

ブルベは本来、走ったことの無い道、見たことの無い景色、美味しいものに感動し走るものかもしれません。なので試走しちゃうのはどうなんだ?と思ったりもしました。

ブルベの楽しみ方は人それぞれ、試走はお任せします。

僕の場合は1回はしておいて良かったと思っています。こんなもんなんだ、と自信がつきました。まぁ2回目の試走しません。見たことの無い景色を楽しみたいから。それでDNFになったとしてもブルベの一部として楽しもう。そんな心境ですね。

 

200kmは初めてのブルベで市川市スタート、霞ヶ浦一周し市川市ゴール 累計標高200m(オイ)、ド平坦ブルベです。笑

ブルベ前に一日に200km走ったのは2回だけ。ジャージもレーパンもなく、登山用のザックでフラペで箱根まで往復した240kmが1回、試走+自走帰宅で290kmが1回。

超不安でしたが、ド平坦と聞いて飛びつきました!笑

いつも150~200を走るときは15時間以上かかってるんですよね、それなのに山なんて絶対無理だと。坂が少ない代わりに、強烈な向かい風で15km/hしか出ない区間もあったので、少しは坂アリでもよかったかもしれません。

初挑戦&初完走は物凄く嬉しかった。

 

300kmは知人(SR)にお誘いいただいて累計標高3500mの山岳ブルベ。

一日に300km走ったことも無ければ、当然3500mUPなんてしたことの無かった私には

「いやいや無理じゃね・・・?でも折角だしDNFするだろうけど挑戦したい。」

と思い参戦。

「序盤15%の瞬間20%を何度か超える坂が3km続くので辛い方は押してください」

とブリーフィングで言われたときには絶望しました。

それでも知人と一緒に17時間49分で認定完走。その坂も思ったよりキツくは無かった。感無量です。まぁ大体前を走ってもらったのが大きいんですがね。

 

僕は坂が本当に遅くて、チンタラチンタラしか登れないんですがそんな僕でも余裕を持ってゴールできたので、皆さん認定完走できるポテンシャルはもう持ってるはず。

あとはほんの少しの準備をして、何より万全の体調で当日を迎えましょう。

当日を迎えたらあとは楽しむだけです。辛いことも苦しいことも、きっと楽しいブルベの思い出になりますよ。

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